気軽に楽しめるミニ盆栽

盆栽の知識 高村

気軽に楽しめるミニ盆栽

気軽に楽しめるミニ盆栽  ミニ盆栽とは 小さな盆栽が人気 扱いやすい

高尚な趣味と思われがちな盆栽ですが、愛好者の中には若い人たちも多くいます。盆栽を仕立てる上で理解しておくべき知識や技術は決して少なくありませんが、最初から気にしすぎる必要はありません。

まずは自分が好きな樹を育て、盆栽の世界に馴染むことから始めてみましょう。

コツを掴むまでは不格好な姿になってしまうかもしれませんが、育てて行く過程で知識や技術を少しずつ学んで行けば大丈夫です。

初心者にはミニ盆栽がオススメです。

小さな苗とそれに合った鉢、土を用意すれば気軽に始めることができます。

盆栽

椿など、丈夫な常緑樹を選ぶといいかもしれません。まずは根を切る作業や、鉢に針金をつけて苗の位置を固定する作業に挑戦してみましょう。土入れまで終わったらしっかりと土を指圧で押し、最後にたっぷりの水をあげることを忘れないでください。

最近は苔玉盆栽も人気です。好みの草花の苗と山野草用土、用土、黒糸があれば簡単につくることができます。

まずは根の整理から始め、草花の種類によっては株分けをしましょう。次に用土をよくこねて球状にまとめ、中に窪みを作って山野草用の土を入れます。苗を窪みに入れこみ根をしっかりと包み込んだら、後は土の表面に苔をつける作業です。

球状になっている土を糸で巻きながら、苔を馴染ませていきましょう。苔玉盆栽は工作気分で楽しむ事ができますし、仕立てあがった姿も上品なので初心者には特にオススメです。

盆栽

ミニ盆栽は専門店でなくと、一般的な雑貨店などでも購入することが可能です。若い女性にもちょっとしたインテリアとしてミニ盆栽を飾る人が多くなってきています。

ベランダでも部屋の中でも気軽に育てられる点が魅力のようです。しかしただ買ったことに満足して置いてあるだけでは仕方ありません。毎日水やりをしたり葉や枝を整えることを続ければ、愛情を注いだ分だけ盆栽は美しく仕立てられます。忙しい毎日に流されそうな心も、きっとミニ盆栽がそっと癒してくれることでしょう。

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この記事を書いた人

高村雅子

高村雅子
盆栽妙の店長 盆栽家。三重県鈴鹿の田舎生まれ。大学進学を機に大阪に出て卒業後は秘書として企業で働く。結婚して退職、子育てに奮闘。子供も大きくなり、自分の時間が持てるようになったので、かねてより大好きだった植物をもっと勉強するべく、盆栽の世界へ踏み入ることに。同郷の盆栽職人 太田重幸に師事し、盆栽の奥深さを修行した後、自宅で教室を開業。2007年にインターネット盆栽販売店 盆栽妙をオープンし、盆栽メルマガ登録数日本一に。盆栽はじめるサポートに日々奮闘中。
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