香川県の県木県花はオリーブとオリーブ
香川の花 <オリーブ>
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オリーブ(モクセイ科)が香川県の県花であり県木でもあります。
日本でオリーブを栽培することができるのは香川県の小豆島のみで、これまで全国各地で栽培を試みてきましたが全てが失敗に終わっていました。
オリーブはもともと暖かい気候に恵まれた南欧産で、日本での栽培は難しいと言われていたのです。それにも関わらず小豆島ではその栽培がかなったため、香川県の人々はこれについて誇りを持っています。
重要な観光資源にもなっており、今では県内の屋島の沿道や高松市内でもその姿を見ることが可能です。
オリーブの起源は小アジアという説が有力で、紀元前14-12世紀の間にギリシャまで広がったといわれています。
15世紀には南アメリカの国々でも栽培されるようになったそうです。その流れが日本の小豆島まで届いたのは明治41年。アメリカから苗木が輸入されたことがきっかけでした。
瀬戸内海の穏やかな地中海性気候の風土を持つ小豆島は、どこか南欧に似ていたのかもしれません。
香川の木 <オリーブ>
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オリーブは常緑小高木で、細長い楕円形の葉をつけます。表面は濃い緑色ですが、裏面が銀白色になっていることが特徴的です。少々硬いですが、比較的乾燥には強いと言えるでしょう。
赤紫の丸っこい実をいくつもつけます。また古来よりオリーブは平和の象徴です。『旧約聖書』の創世記では、ノアの洪水が起こった時、一羽のハトが地上の水が引いたことを伝えるために一枚のオリーブの葉をくわえて箱舟に戻ってきたと言われています。
今でもオリーブをモチーフとして使っている国は多く、国際連合旗にもその姿を確認することができます。
日本のオリーブ栽培が始まって約100年。その用途はオリーブオイルだけではなく、お茶っ葉や化粧品、染め物などにまで広がっています。樹木は油分が多く耐久性も高いため、材木として装飾品や台所用品にも使われているのです。
人々の生活になくてはならない必需品となっているオリーブは、これからも香川県の誇りとして人々に愛され続けるでしょう。
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