島根県の県木県花はボタンとクロマツ
島根の花 <ボタン>
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ボタン(牡丹、ボタン科)は島根県の県花に指定されており、古くから百花の王として愛されてきました。
「富象」の象徴とも言われており、美しい女性を表する形容詞としても用いられることもあります。
松江市から一時間程ほどの中海に浮かぶ大根島はボタンの栽培地として有名です。別名牡丹島とも呼ばれています。その歴史は奈良朝時代から続いており、200種にも及ぶボタンの中には樹齢100年を越えているものもあるというので驚きです。
もともとは中国から渡来してきたと言われています。中国では新年を祝う花として階級の高い人々に重宝されたそうです。
木の高さは約3m。開花時期は4月下旬から5月上旬で、鮮やかな赤い大輪の花を咲かせます。その美しさを一目見ようと島根県を訪れる人も少なくありません。
県の重要な観光資源として重要な位置をしめていると言っていいでしょう。大根島以外にも、松江市上乃木、大庭などでもボタンの栽培が行われています。
島根の木 <クロマツ>
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クロマツ(黒松、マツ科マツ属)は島根県の県木として、今も昔も変わらず島根県の景色に趣を与えています。
常緑高木で、樹皮が黒いことが特徴です。建築・土木だけではなく、防風・防潮樹として使われており、家をクロマツで囲んだ築地風景を見ることができます。
また美保関には有名な「関の五本松」があり、樹齢350年を誇るクロマツはまさに名木であるといっていいでしょう。老木になると亀甲状の裂け目が入り、皮が剥がれ落ちていきます。
クロマツは本州から沖縄までの広い範囲に植生しています。二葉松類に分類され、庭木としても用いている人も多いでしょう。しかし本来の植生は河岸付近なのではないかと言われています。
水分が豊富で土壌条件が良い場所では、アカマツに比べ成長が良いのです。またクロマツは4-5月頃に茶色っぽい球形の花を咲かせます。
とがった葉の中から2-4個の小さな花がそっと顔を覗かせるのです。10月にはまつぼっくりが割れ、翼果が飛び立っていきます。
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