前回、盆栽道具をゴルフに例えたところ分かりやすかったとのお声をもらいました。盆栽をする方はゴルファーの方が多いのでしょうか?
ちなみに「お前はなんぼで回るんだ」と質問頂きましたのでお答えします。
108です。100切れないです。生意気言ってすみませんでした。
さて今回は盆栽の管理の話ですが、
普段、お世話をしていて、葉っぱが生えている時期は葉の色や見かけで樹の状態がわかるのですが、
冬になって落葉してしまった樹は元気なのかどうかよくわかりません。
そんなときに一発で樹の状態がわかる方法を説明します。
まずは写真を見て下さい。桜の盆栽です。
これは両方よく見比べるとどちらが悪い状態なのかわかると思いますが、片方だけならわからないかもしれません。
左の木は枯れています。幹や蕾がしわしわになっていますね。
桜は冬に枯れると芽がどす黒く乾燥しますので、まだ見た目でもわかりやすいですが、木によっては落葉した状態で枯れてしまうとわからずに春になって葉が出てこずに気づくといったことがあります。
あれっと思ったら、枝を切ってみて下さい。
みずみずしい緑だ! おめでとうございます。木は元気です。
茶色い。。 残念です。枯れています。
カットすると一目瞭然ですね。不安になったらカットして確かめましょう。枝切っても大丈夫かって? 大丈夫です。春になったらびゅんびゅん伸びてきます。
ここで注意です。
樹によっては中が緑でないのもあります。もみじなんかは白っぽいですが、いづれにしろみずみずしいのですぐわかると思います。
樹の状態をよく観察して、普段の違いを感じて樹をいたわってあげて下さい。
木はすごく喜んで、春になったらきれいな葉っぱや花を咲かせてくれます。