自然の脅威、突然の雷雨に突風・・・
ひょうが降ったりとうかつに外を歩けませんね。
毎日驚くニュースばかりです。
その中でも、
関係あるような・・・関係ないような・・・
樹にとってはとても気になってしまうニュース。
マイマイガ、チャドクガって知ってますか?
カタカナで書くとアジア系の飲み物かと
思ってしまいそうな名前ですが(笑)
これは毒蛾の種類です。
これが大変なことに!
この蛾が大量発生しているとのニュース。
10年から13年のサイクルで大量発生をする
らしいのですが、それが昨年から発生していて
2,3年続くんです。
私なりに調べてみました。
※毛虫の写真は気分が悪くなられる方もいらっしゃいますので
掲載いたしません。
マイマイガは・・・
成虫になると駆除が困難になりますので、
卵や小さい幼虫の時期に駆除することが
発生を防ぐ有効な手段となります。
卵は毛布をかぶせたように褐色の細毛で覆われているので、
殺虫剤の効果は期待できません。
壁を傷つけないようあまり硬くない、
先が平らなものでこまめに剥がして卵塊(らんかい)を取り除いてください。
その際には、卵塊を覆っている鱗毛(りんもう)が舞い上がり、
吸い込んだり、目に入ったりするので、マスクやゴーグルを着用してください
又、来年春には卵からふ化し幼虫になります。
駆除については市販されている殺虫剤を使用することが効果的です。
殺虫剤については、適用・対象害に「ガ」が含まれているものを使用してください。
幼虫については、毒毛があり直接触れるとかゆみや発疹がでますので、
厚手のビニール手袋や火箸などを利用して捕獲してください。
成虫は水銀灯の照明や白っぽい外壁を好み産卵します。
照明を誘虫性の低い光源(ナトリウム灯やLED灯など)に交換する方法も有ります。
処分方法は卵・幼虫・成虫いずれの場合も、燃えるごみとして処分してください。
チャドクガは・・・
チャドクガは、基本的には5月から6月頃と
8月から9月頃の年に2回発生します。
年によっては気候の関係で3回発生する時もあります。
ツバキやサザンカ、チャなどのツバキ科の樹木に発生します。
卵は、葉の裏側などに黄色で毛玉状のものを密集して産みつけます。
ふ化した幼虫は、葉の裏側で頭をそろえて密集し、
表皮を残しながら葉を食べます。
そのため、葉の表面がカスリ状となり、
褐色に変化しているものがあれば発見することができます。
幼虫は成長するにつれて、葉の縁から食害するようになり、
枝や幹の表面に移動するものが見られます。
成虫は、2センチメートルほどの黄色・黄褐色の蛾で、
両方のハネの先に2個ずつの黒い点があります。
走光性があり、 灯火を求めて家の中に飛来することがあります。
毒毛は、幼虫と成虫(ガ)の体の表面に密集してあるだけでなく、
産みつけられた卵の表面や幼虫の脱皮殻にも残されています。
この毒毛に接触すると、かぶれやかゆみなどの皮膚炎を引き起こします。
葉や枝ごと切り取って焼却するか、ビニール袋に入れて処分します。
家に入ってきた成虫は、 追いかけたり殺虫剤をかけると
暴れて毒毛が飛び散る心配があります。
濡れ雑巾で止まっているところを上から押さえ、
そのままビニール袋に入れて処分します。
というわけです。
なぜ盆栽で蛾?
葉っぱを食べる蛾の幼虫なので
近くにいないとは限らないからです。
とくにマイマイガは広葉樹、針葉樹だけでなく様々な草木の葉を
食害します。そのために森林病害虫等防除法施行令により
「森林病害虫」として定められています。
害虫の生態を知っておくことは予防にもつながりますので
これからもいろいろな害虫をお伝えしようと思います。
卵はこれ!これなら見ても大丈夫かな?
痒みがでたり刺された場合はこすらずに流水して
ガムテープなど粘着のあるものでトゲを抜いてください。
後は必ず皮膚科に行くことです。
刺されないことが一番ですけどね。