南天
メギ科ナンテン属
- 見頃
- 年中
南天は赤い実のなる木で、冬でも葉を落とさない樹高の低い【常緑低木】植物です。
日本では西日本、四国、九州に繁殖し古くに渡来した栽培種が野生化したようで原産地は中国になります。
正月になると南天の葉っぱや実を飾る習慣が日本にはあります。また、【難を転じる】として縁起木、厄よけ、魔よけとして鬼門の方向に植える習慣が古くから伝えられています。漢方では、乾燥させた果実を南天実(なんてんじつ)といい、咳止め剤(鎮咳剤)として利用されています。南天のど飴などがあります。南天は赤茶色に紅葉して落葉しますが、全部の葉が落ちる訳ではありません。白南天は茶色くなって、落葉します。白色の実がなる白実南天や葉が小さめの糸南天などあります。