南天

メギ科ナンテン属

見頃
年中

南天は赤い実のなる木で、冬でも葉を落とさない樹高の低い【常緑低木】植物です。
日本では西日本、四国、九州に繁殖し古くに渡来した栽培種が野生化したようで原産地は中国になります。
正月になると南天の葉っぱや実を飾る習慣が日本にはあります。また、【難を転じる】として縁起木、厄よけ、魔よけとして鬼門の方向に植える習慣が古くから伝えられています。漢方では、乾燥させた果実を南天実(なんてんじつ)といい、咳止め剤(鎮咳剤)として利用されています。南天のど飴などがあります。南天は赤茶色に紅葉して落葉しますが、全部の葉が落ちる訳ではありません。白南天は茶色くなって、落葉します。白色の実がなる白実南天や葉が小さめの糸南天などあります。

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南天の基本の育て方

置き場所

日が当たるのが一日のうち、3から4時間か、木漏れ日が当たる程度の状態や場所を好んでいるので強い西日の当たる場所は避けてください。

水やり

庭植えの場合、基本的に水やりは不要です。鉢植えでは、土が乾いていたら水をたっぷりと与えてください。。夏期に水切れを起こさないように注意し、適宜水やりをして下さい。

南天のお手入れ 年間作業

年間作業

肥料

肥料を与えなくても基本的には大丈夫です。また、鉢植えでは植え替え時にカリ、リン酸を多めに含む肥料を用土に混ぜます。

挿し木

3月中旬から下旬頃、または9月下旬頃におこないます。清潔な赤玉土などを用意し、長いものは15cmほどの長さに切り分けてください。水に2から3時間つけておき、土に指や割り箸で穴を掘ってから水からあげた挿し穂を挿し込みます。その後、芽が出るまで日当たりのいい場所で土を乾燥させないように管理し、2から3ヶ月ほどたつと根付きます。根がしっかり伸びてきたら、鉢に植え替えてください

剪定

剪定の時期は3月から4月の間が敵期です。枯れた茎を根元から切り、新しい茎が伸びてくるのを待ちます。

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