夏休みを利用して、名品盆栽の聖地として名高い『さいたま市大宮盆栽美術館』を訪れました。
夏休み子どもぼんさい美術館に行ってきました!!
夏休みを利用して、名品盆栽の聖地として名高い「さいたま市大宮盆栽美術館」を訪れました。
『夏休み子どもぼんさい美術館』って何?
盆栽を堪能できる施設として大勢の人が訪れる「さいたま市大宮盆栽美術館」では、期間限定で毎年夏休みに合わせて7月中旬から8月末ごろまで、子ども向けに企画展『夏休み子どもぼんさい美術館』を開催しています。2013年から開催され、7回目となる今年は、7月13日(土曜日)〜8月28日(水曜日)に実施されました。普段は盆栽をゆっくりと鑑賞し楽しめる大人の施設なのですが、子供向けのイベントとはいえ果たして楽しめるのでしょうか?
耳の大きなネズミも耳をかじられた水色の猫もいないよ! 大丈夫!?
ワクワクと不安が入り混じりつつも、小学校に入学して初めての夏休みを迎えたたばかりの子供を連れて行って参りましたのでご報告したいと思います。
夏休みの自由研究にいいかも
この企画展は、盆栽の「なぜ?」や「どうして?」について、美術館受付で無料配布される学習ノートに答えながら学べる展示となっています。
ちなみに学習ノートを利用する小中学生は観覧無料。
盆栽についてのクイズに答えながら、展示を周り、企画展示室にある答えシートで答え合わせをします。
6枚のノートにすべて答えたら、受付でスタンプをもらい、美術館近くの「さいたま市立漫画会館」でもクイズに答え、漫画会館のスタンプを揃えるとプレゼントがもらえるというもの。
『盆栽ってなんだろう?』にはじまり、『どんな種類があるの?』『どうして大きくならないの?』『育てるために大切なことは?』などから、『1000年の盆栽を調べよう』というものまで、盆栽づくしの設問です。
夏休みの自由研究や調べ学習に役立つということで、親としては期待大です。
「夏休み子どもぼんさい美術館」 いざ会場に
我が家の小学1年生(7歳)は、美術館に行く前は渋っていたのですが、受付で学習ノートをもらって、いざ『夏休み子どもぼんさい美術館』の会場に入ると、クイズ好きも手伝いテンションもUP↑
展示室に入ってすぐが縦3メートル、横2.5メートルの大きなケヤキの写真。実は60cmの盆栽の拡大写真ですが、大木のように見えますね。盆栽が大自然を小さな鉢に表しているという自然の縮景だというのがよくわかります。クイズをする前と、した後では我が家の小学1年生の写真への印象も変わったようですよ。
体験者は小学校1年生、7歳で漢字のルビを読みながら、問題内容を把握するのにも時間がかかりましたが、2時間近くかかって全問を制覇。
問題数19、解答欄54(漫画会館でのクイズを合わせると問題数20、解答欄56)となっていました。本人的にも漢字のルビを一生懸命読み、なんとか全問に答えて充実感を得たようです。
「夏休み子どもぼんさい美術館」の主な展示内容
1.盆栽ってなに?
2.いろいろな盆栽
3.盆栽のふしぎ
4.盆栽のむかしといま
5.盆栽を育ててみよう
6.特集 1,000年の盆栽を調べよう
クイズを終えてから、盆栽すごろくで遊んだり、春夏秋冬盆栽パネルに挑戦したり、盆栽の道具の展示を見たりしたりして、それもまた楽しい様子。
『夏休み子どもぼんさい美術館』でのひと仕事を終えた後は、盆栽の展示エリアにて本格盆栽を鑑賞します。ここには樹齢500年、300年などの錚々たる盆栽が、約60点展示されており、我が家の小学1年生も、表と裏から、側面からじっくりと盆栽を堪能していました。お気に入りの盆栽も見つけたみたいです。
※撮影禁止のものもありますが、庭園の一部には写真撮影が可能なエリアもあります。
企画展「清かなる水景『盆石』の旅」では、盆上に石を立て、白砂を撒いて山水を描く「盆石」の世界が展開されていました。
2010年に、世界で初めての公立の盆栽美術館として開館した「さいたま市大宮盆栽美術館」。子どもも大人も楽しめる場所というのがよーくわかりました。
1つ残念だったのは、1000年の盆栽について調べて、対面を楽しみにしていたのに、当日の展示がなかったこと。受付の人に聞いたところ「本日は1000年の盆栽はお休みしています」とのこと。
我が家の小学1年生は、一瞬泣き顔になるくらいショックを受けていましたが、盆栽も生き物、こればかりは仕方がありませんよね。
ちなみに、企画展示室の轟のコーナーはこんな感じでした↓
盆栽鑑賞の後は受付に学習ノートを持参してスタンプを押してもらいました。
本来は、「さいたま市大宮盆栽美術館」の近くにある「さいたま市立漫画会館」でのクイズの答えた上で、漫画会館のスタンプを集めると、プレゼントが頂けるということでしたが、
訪れた当日は「さいたま市立漫画会館」が休日の翌平日で休館日だったため、「さいたま市大宮盆栽美術館」にてプレゼントを戴きました!
『夏休み子どもぼんさい美術館』での、クイズを終え展示も見終わった後は、美術館ショップで売られているご当地サイダー『大宮盆栽だー!!』を飲んでご満悦でした。
他にもいろいろある子ども向け盆栽イベント
今回訪れた際は、同時期に開催していた事前申込制の夏休みワークショプの日ではありませんでしたが、「盆器を使って貯金箱をつくろう」、「盆栽づくり」、「盆栽新聞をつくろう」などの親子で参加できるものも含めた単発のワークショップや、「盆器を作り盆栽を植える」という連続講座もありました。
事前申込不要の、「こけ玉盆栽づくり」、「水引細工」、「紙漉き体験」なども開催されていたようです。
盆栽についてたくさん学んで、本格的な盆栽を鑑賞し、すっかり『ぼんさいはかせ』になった気分だったようです。
2019年度の『夏休み子どもぼんさい美術館』は終わってしまいましたが、毎年夏休みに合わせて(7月中旬から8月末頃まで)本イベントを開催しているそうです。
(※来年度以降のイベント内容詳細については未定)
自由研究や調べ学習にもおすすめということで、今後お役立て頂くといいかもしれません。ちなみに、我が家の小学1年生に、この後「自由研究どうする?」と聞いたところあっさり「スライムを作る!」との返答でした……。
「さいたま市大宮盆栽美術館」を訪れた後は、近隣の「鉄道博物館」まで足を運び、こちらもご満悦でした。
盆栽と鉄道にご興味のあるお子さん、もちろん大人の方も、夏休みのご旅行の一案としていかがでしょうか。
[今回訪れた企画展の開催概要]
●企画展名:夏休み子どもぼんさい美術館
開催日程:2019年7月13日〜8月28日(※2020年度詳細については未定)
会場 さいたま市大宮盆栽美術館 企画展示室
※期間中、学習ノート(受付にて配布)利用の場合、小中学生は観覧料無料
■さいたま市大宮盆栽美術館
〒331-0804埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
電話:048-780-2091
FAX:048-668-2323
開館時間:9時〜16時30分 入館は16時まで(11月〜2月は9時〜16時 入館は15時30分まで)
観覧料:一般 300円(2019年10月1日〜310円)/高校生・大学生・65歳以上 150円(100円)/小学生・中学生 100円(50円)
※障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名は半額 ※( )は20名以上の団体料金
https://www.bonsai-art-museum.jp