なぜ盆栽は老人の趣味といわれるのか

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盆栽の昔からあるイメージといえばシルバー世代の趣味といった感じではないでしょうか。

なぜ盆栽はご老人の趣味と言われるのでしょうか。

自分なりに考えてみました。

盆栽を楽しんでいる人は高齢の人が多い。

なぜ?

ご老人は盆栽を楽しいと感じる。

年齢を重ねるごとに盆栽を楽しめる。

なぜ?

考えると、

昔からの盆栽愛好家は
盆栽の楽しみ方の中心は「作る」です。

作るといっても、手を加えてすぐに完成するものではありません。
樹の成長を待って、作業して、待って、作業しての繰り返しです。

もっと早く成長すれば、結果もすぐに出て、もっと面白いのに!

とはいっても樹は季節の移り変わりとともに徐々に成長していきます。

1年が早くすぎれば、樹の成長もあっという間なのに。。

あっという間といえば、

年をとるごとになんだか毎年毎年が早く過ぎていくように
感じませんか?

人は年をとるとその年齢を分母として1年をみるので時間が早くすぎるように感じるそうです。

12歳だと1年は、12ヶ月/12歳   これを基準にして

48歳だと1年は12/48  

48歳の人は12歳の時に感じた12ヶ月の時間が4分の1に感じているのです。
言いかえると4倍の速度で時を過ごします。

72歳だと12歳の6倍のスピードです。

そうなんです。ということは、

年をとると植物が猛烈なスピードで成長すると感じるのです。

盆栽に手を加えてすぐに成長してまた手を加えて、
これは楽しいですよね。

これが盆栽を楽しんでいる人は年配の人が多い理由だとおもってます。

12歳で盆栽やったって、なんの変化も感じられないので、
すぐにほったらかして他の遊びに夢中になって忘れてしまいますよね。

では若い人は盆栽を楽しめないってこと?

いえ そんなことはありません。

盆栽には「作る」という楽しみの他にも、いっぱい楽しみ方があるんです。

今までの盆栽界はそのあたりを発信してこなかったので、
盆栽はご老人の趣味と言われるようになってしまったのだと思います。

誤解のないように言いますが、
ご老人の趣味って言われることが悪いってことではなくて、
僕が言いたいのはご老人だけの趣味ではないってことなんです。

もっとおしゃれであったり、
スタイリッシュであったり
エキサイティングであったり
癒やしであったり

楽しみ方がかわると感じ方もかわります。

盆栽のいろいろな楽しみ方についてはまたブログで紹介したいと思っています。

あなたはどのように盆栽を楽しまれていますか?

自分だけの楽しみをみつけるのも盆栽の楽しみのひとつですよね。


コメント

  • 冬至という梅の鉢を購入しました。
    早咲きなのか?
    1月には花を咲かせて今は蕾も無い状態で枝のみです。
    選定をして来年に備えた方が良いのか?
    悩んでいます。
    水やりも毎日与えず土が乾いてたっぷり与えた方が良いのでしょうか?
    花が咲いていた時は綺麗な花と匂いを醸し出してくれて心を和ませてくれました。
    来年もぜひ、花を咲かせたいと思っています。

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    この記事を書いた人

    速水秀樹

    速水秀樹
    学校を卒業したのちに機械部品の製造会社に就職。いわゆる町工場で旋盤やマシニング機械を操作し、日本のものづくりにたずさわる。もともとの工作好きが講じて、何か自分で無機質でないものを作ってみたい衝動にかられ退職し、盆栽妙のスタッフとして働きだす。将来は盆栽を創りだしたく現在、必死に樹の管理をしながら、技術を修行中。
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