葉すかしの仕方五葉松や黒松、錦松などの松柏類は「葉すかし」という作業をおこないます。この作業は遅くとも芽が動き出す前、1月中にはすませましょう。<葉刈りの目的>芽の力を均等化して、短く引き締まり長さも揃った葉姿をつくのに欠かせない作業です。葉が多くついていると葉の活動に力が使われることを利用して、強い芽は葉を多く残し、弱い芽は葉を少なくすることで芽の力を平均化します。<注意点>初心者の方で芽の強い弱いがわからない場合は、基本的に五葉松は3本残し、黒松錦松は5本残しで作業を行いましょう。 葉すかしの作業手順
12月の五葉松の姿です。葉が密集している状態です。
五葉松は5本の単葉がひっついて1本になっていますが、これがひとかたまりに5~10本付いています。 5本の単葉がひっついている薄い皮の部分を「はかま」と言います。
これを3本になるようにはかまごとピンセットで引っこ抜きます。全部で単葉は15本になります。
残った3本の位置は上から見て芽を中心に三角形になるようにします。松柏類は休眠期でも葉は活動しているので、葉を抜くことで芽に力を蓄えます。
同じようにそれぞれ作業を行います。実際は芽の力を見て残す本数を調整するのですが、はじめての場合はとりあえず3本残しを基本に作業を進めて下さい。
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