福岡県の県木県花はウメとツツジ
福岡の花 <ウメ>
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ウメ(バラ科)は福岡県の県花であり、その選定の由来は太宰府天満宮の菅公の飛梅の故事から来ていると言われています。
言い伝えによると時は901年、菅公は藤原時平の謀略で築紫に流されることなったそうです。その際、菅公は自身が大事にしていた紅梅殿のウメとの別れを惜しんで歌を詠んだといいます。するとこのウメに心が通じたのか、その花びらが築紫まで舞い、太宰府の庭に咲いたのだそうです。
このウメは現在も天満宮本殿の右側に咲くウメのことだと言われており、春になると美しい白い花を魅せています。また太宰府はこの他にも広大な境内のいたるところにウメが生えており、九州が誇るウメの名所となっています。
ウメの開花時期は様々で1月中旬に咲くものもあれば、3月中旬になってやっと咲き出すものもあります。花びらは5枚で、色は白いものから桃色のものまで様々です。ゴツゴツとした幹にどこか不釣り合いな柔らかな姿を見せてくれます。
梅雨の時期には緑色の実がなり、人々の手によって梅干しや梅酒に加工されます。
福岡の木 <ツツジ>
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ツツジ(ツツジ科)は福岡県の県木に指定されています。
ツツジは古くから日本人にとって非常に馴染み植物であり、福岡県の南に位置する久留米市はクルメツツジが植生していることで有名です。
ツツジの原産は日本と中国で、日本では野生種からこれまでたくさんの園芸品種が生み出されてきました。栽培が比較的簡単で、花が美しいことが根強い人気の秘密といっていいでしょう。
ツツジの種類はクルメツツジの他に、オオムラサキツツジ、キリシマツツジ、ヒラドツツジなどが挙げられます。
ツツジは常緑樹であり、高さは大きいもので3mにまで成長します。花を咲かすのは4~5月頃ですが、種類によっては梅雨頃に花を咲かすものもあります。
日当りが良く水はけが良い土地ならばそこまで手をかけなくとも順調に生育していくでしょう。乾燥には比較的弱いため、育てるならば夏場は気を配る必要があります。また害虫がつきやすく駆除等が必要になる場合があるので、要注意です。
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