今日は少しお勉強を。
奈良県の I 様からコメント(抜粋)いただきました。
【盆栽講義楽しく読ませていただいております。
さて、石灰硫黄合剤現在市販されておりません。
もし貴店にそれに代わるものがあれば
購入したいのですが、いかがでしょうか。】
そうなんです。
どうしましょう・・・
ご存知無いあなたのために、
石灰硫黄合剤を簡単に説明します。
この商品は殺虫・殺菌の両作用があり、
特に果樹の広範囲な病害虫防除に適します。
そして、越冬害虫防除にも高い効果を示します。
真柏のジン、シャリづくりにも使用できます。
結構オールマイティーなよくできた薬剤です
まず、現状をお伝えいたしますね。
現在も製造中止のままです。
販売はプロ農家御用達の肥料店、
農業資材専門店、種苗店などに残っていたりして
18Lは販売しているようです。
ただし、残っていれば、です。
いまだ、通販においては販売を自粛するように
なっています。
そして、最終製造分を販売しているものも使用期限は
2015年の2月までとなっているそうです。
個人が買っても使い切れないということですね。
そして、なにより当店が買ったものを
小分けして販売することができればそうしたいところですが、
農薬取締法違反となってしまいます。
石灰硫黄合剤についてはこんな感じです。
いつか製造を再開していただければ
いいんですが・・・。
この商品自体が問題だったわけではなく
本来の目的ではない使用をされる方が
いらっしゃったから個人で使用できるような
500mlあたりのものは販売できなくなりました。
とても優れた薬剤であったため、
惜しんでいらっしゃる盆栽愛好家の方が
たくさんいらっしゃいます。
全く同じ殺菌殺虫作用を同時に併せ持つ薬品はありません。
でも、殺菌、殺虫用の薬品を別々に使用すれば大丈夫です。
あっ!、これに代わるものですね。
殺菌剤として使用の場合は
トップジンM水和剤やベンコゼブ水和剤、
などが比較的広範囲の病気に
適用があるとしています。
カイガラムシはスプラサイド乳剤やカルホス乳剤
ハダニ類はバロックフロアブルが適用
マシン油もいいですが、すべての盆栽には
使用できないのでお持ちの盆栽により適用
病気が発生してしまったら殺菌剤もとても大切ですが、
盆栽の周りの環境と水やりや元気に保つこと
人間と同じです。これは薬ですから。
人間でいう日常の生活習慣、予防です。
環境が病気や虫の発生につながります。
病院の先生のお言葉のようですが。。。(笑)
当店では上記の薬剤は販売しておりません。
誠にすみません。
こういったものは大手チェーン店のほうが
お安く販売している場合が多いです。
そこは臨機応変に対応していただいたほうが
お金もかからず、奥様に内緒でへそくりも
できましょう(笑)
そしてまた新しい盆栽を買って楽しんでください。
当店ではご相談は無料です。
こちらはいつでもご利用くださいませ。
では、またいつかの授業で。