月別の管理の仕方 4月

見頃
桜類
春になりました。頑張って育てた桜がきれいな花を咲かせる季節です。植え替えや花後の作業などやることはたくさんありますが、4月に咲かせる花にとっては一番の季節ですので鑑賞を楽しみましょう。また雑木類は新芽が出だして、きれいな緑を楽しめます。

置き場所

今まで室内や軒下に置いていた鉢はそろそろ屋外に出して春を感じさせましょう。日光を浴び春を感じると緑が深くなったり芽がでてきたりと変化がでてきます。春から日差しがきつくなり乾燥しやすくなります。日中は外出している場合は、午前中だけ日が当たる場所など、置き場所を工夫してください。1日3時間程度太陽があたれば大丈夫です。

水やり

冬の間の2日に一回の水やりから1、2日に一回に変えていってください。また、もう少し暖かくなってきましたら一日に一回に。風が吹くと土は乾きやすくなりますので土の乾きをよく見てあげてください。意外と乾燥していますよ。乾燥が早く水やりが出来ない場合は置き場所の工夫もしくは、水を貯めた桶に半分ほど鉢をひたす腰水や、表土を水苔で覆うなどの対策が必要になります。

肥料

休眠していた盆栽が春を感じて動きはじめてくる頃です。元気に春を迎えるために肥料を置いてください。また、春に咲く花には花が終わった後から元気を取り戻すために肥料をあげてください。長くゆっくり効く固形肥料にプラスして、2週間に一度、液肥を与えるとよいでしょう。

消毒

アブラムシなどの害虫が新芽を狙ってやってくる時期になりました。見つけたらすぐ殺虫、事前に予防で消毒です。まだ虫が小さかったりタマゴの状態だと気づかずに、繁殖して手をくれになったりするので、定期的に散布するのがおすすめです。2週間に一度、葉の裏表や隅々までしっかりとスプレーするとよいです。

樹種別の作業

【五葉松】4月より固形肥料を与えます。この時期より葉の房の中心より新芽が伸びてきます。伸ばしたい枝はそのままにしますが、小さくまとめたい場合や枝や葉の伸びを調整したい場合は、芽を半分の位置でカットします。芽摘みと言う作業ですが4月の下旬から5月にかけて芽が伸びてきたらおこないます。詳しくはかきのページを参考にしてください。

【長寿梅】花がさき終わってそのままにしておくと結実して木におおきな負担がかかります。咲き終わったものから花がらごと摘みとってください。

【桜】花が終わったら枝から葉がはえてきます。枝に複数生えますので、先端の方はカットして短く剪定します。一つの枝に2つ葉を残す感じです。切らずにそのままにすると枝が間延びし、枝の先端に花芽がつきますので、咲いた時の満開感が薄れます。

【黒松】五葉松と同様に新芽が勢いよく伸びてきます。伸びた新芽を摘み取ると、また新芽が生えてくるのですが、4~5月にこれを行うことで小さな葉を全体につくることができます。また全体の樹形もコンパクトになります。

4月の育て方に関するよくある質問

ブログに戻る