斜幹の山もみじ

春の芽出し、夏の緑葉、秋の紅葉と葉の変化が楽しめ、落葉後の寒樹も繊細優美で、雑木盆栽を代表する樹種として人気です。葉の切れ込みが多く、 7-9つに割れているのが一般的です。もみじの盆栽は用土の表面が乾いたら水を与えます。春と秋には1日に1-2回、夏には1日2回、冬には2-3日に1回の頻度で水やりを行います。4-6月と9-10月には、節間が長い枝や直線的な枝を切り戻します。新芽が固まった時に葉刈りをすると、再度芽が吹く効果があります。植え替えは3月ごろに行い、その際に太根を切り詰めます。 もみじの盆栽を置く場所としては、日当たりがよく風通しの良い場所が適しています。夏は葉焼けを避けるために半日陰にし、冬は枝を保護するために軒下や風や霜の当たらない場所で管理します。水分を好むので、乾いたらたっぷりと水を与え、葉が広がっているため雨が降っても鉢土に十分しみ込まない場合があるので、鉢土の状態を常に確認する必要があります。夏に水切れを起こすと、紅葉が美しくならないことがあるので注意が必要です。